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「越路吹雪 ラストダンス」出演、瀬奈じゅん×大澄賢也対談

2012年11月14日

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写真:「Chanson de 越路吹雪 ラストダンス」ファン感謝イベントより=撮影・岩村美佳拡大「Chanson de 越路吹雪 ラストダンス」ファン感謝イベントより=撮影・岩村美佳

写真:「Chanson de 越路吹雪 ラストダンス」ファン感謝イベントより=撮影・岩村美佳拡大「Chanson de 越路吹雪 ラストダンス」ファン感謝イベントより=撮影・岩村美佳

写真:「Chanson de 越路吹雪 ラストダンス」ファン感謝イベントより=撮影・岩村美佳拡大「Chanson de 越路吹雪 ラストダンス」ファン感謝イベントより=撮影・岩村美佳

 戦後の日本を彩る大スター越路吹雪の生涯を「ラストダンスは私に」「愛の讃歌」など数々のシャンソンの名曲とともに描く舞台「Chanson de 越路吹雪 ラストダンス」が、11月16日の東京・かめありリリオホールを皮切りに、東京・日比谷シアタークリエ(12月4日〜19日)から大阪・梅田芸術劇場シアタードラマシティ(12月29、30日)まで各地で上演される。(フリージャーナリスト・中本千晶)

 10月19日には舞台に先がけて、主要キャストによる「ファン感謝イベント」がシアタークリエにて開催された。登場したのは越路吹雪役の瀬奈じゅん、岩谷時子役の斉藤由貴、そして越路の夫、内藤法美等の役を演じる大澄賢也。そして、キャストとして渋谷森久他を演じる柳家花緑が司会進行役を務めた。

 イベントの前半は4人によるトーク。司会の花緑による「今日は何の日か知ってますか? 10月19日だからトークの日、これホントですよ」という絶妙のツカミで始まった。

 じつは歌稽古だけが始まって数日、キャスト同士はほとんど顔を合わせていない状況で迎えたというイベント。だが、「何となく打ち解けない感じは許して下さいね。でも、これから打ち解けようというのがまさに今日なんです。それを皆さんはご覧になれるということです!」といった巧みな進行により、実際キャスト同士もほどなく打ち解け、最後にはユーモラスなトークの応酬となった。

 6役を演じる予定の大澄と、7役を演じる予定の花緑は「役をやりこなせるかがプレッシャー」だという。大澄が「役によって眼鏡を変えようかな?」と言えば、斉藤からは「違う役で登場してきたときに、その相手役の人が、最初にまず役名で呼べばお客様にもわかるのでは?」という思いがけないアイデアが出てきて皆を仰天させた。

 1幕ではステージ上で歌う越路、そして2幕では素顔の越路と彼女を取り巻く人間ドラマが描かれるという。このため、一足先に歌稽古に入っているという瀬奈だが、歌詞を忘れたらどうしようという不安に対して、大澄からは「越路さんもしょっちゅう歌詞を忘れて、毎回作ってたらしい。瀬奈さんもその意気ですよ!」という励ましもあった。

 トークの後半では、事前にアンケートで集めた質問にキャストそれぞれが回答するコーナーも。本番前に極度に緊張する越路が、いつも出番前に岩谷に「虎」の字を背中に描いてもらっていたというエピソードにちなんだ「皆さんが本番前に必ずやることはありますか?」という質問に対して、瀬奈は「私も、必ず背中をたたいてもらうんです」と回答。これに対してすかさず花緑「それで『せなじゅん』なんですね!」とオチがついたところでトークはお開きに。

 続く歌唱披露のコーナーでは、瀬奈がまず「ラストダンスは私に」を客席降りをしながら軽妙に歌い、次に「愛の讃歌」を情熱的に力強く歌い上げた。瀬奈は、花緑の司会っぷりを「ホントに素晴らしかった!」と絶賛し、「こういう状態から、舞台がどうなるのかも楽しみにしていて欲しい」と締めくくった。

   ◇

 また、朝日新聞デジタルでは、越路吹雪役を演じる瀬奈じゅんと、夫の内藤法美、小林一三などを演じる大澄賢也の2人に話を聞いた。

 宝塚での大先輩にもあたる越路を演じるにあたって、「最初はすごいプレッシャーを感じた。でも、私がやる意味を信じてやるしかない」と意気込む瀬奈に対して、「きっと大先輩の越路さんに選ばれたんですよ。あなたがやりなさいって」と大澄。

 数々の名曲に関しても、大澄は「ものまね的な感じじゃない、今のあさこさん(瀬奈)の『愛の讃歌』を僕は聴きたい。願わくば、これをあさこさんの持ち歌にしてほしい」と、期待を込めて話した。

 2人の縁は、2011年帝国劇場にて上演された「ニューヨークに行きたい!!」から。このとき振付を担当した大澄に関して、瀬奈は「踊る側の士気をすごくあげてくださる方。メンタル面でのみんなへの心配りがとても細やか」と評する。このとき怪我というアクシデントがあった瀬奈だが、大澄は「要はその舞台であさこさんが何を伝えるかが大事。振付ではなく、役柄が前に出るべき。あさこさんは、それがわかっている方」と振り返る。

 締めくくりは、大澄が「越路吹雪を中心とした愛のチームをみていただきたい」と話せば、瀬奈が「そうやって愛で支えていただけるにふさわしい越路吹雪さんをおみせしたい」と応えた。

 他に宇野まり絵、別所哲也と個性溢れる面々が揃う。瀬奈を中心とした6人の「化学反応」が、どんな舞台を生み出していくのかが楽しみだ。

【対談の全動画はこちら】

◆「Chanson de 越路吹雪 ラストダンス」
《東京公演》2012年11月16日(金) かめありリリオホール
《長野公演》2012年11月20日(火) ホクト文化ホール 中ホール
《山梨公演》2012年11月23日(金・祝) 東京エレクトロン韮崎文化ホール BREEZE
《金沢公演》2012年11月27日(火) 北國新聞赤羽ホール
《東京公演》2012年12月4日(火)〜19日(水) 日比谷シアタークリエ
《名古屋公演》2012年12月22日(土) 中日劇場
《大阪公演》2012年12月29日(土)〜30日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
⇒詳しくは、「Chanson de 越路吹雪 ラストダンス」公式サイトへhttp://www.lastdance-koshiji.com/

(関連リンク:瀬奈じゅんオフィシャルウェブサイト) http://www.jun-sena.jp/index.html

(関連リンク:大澄賢也公式サイト) http://www.god-phoenix.com/

《筆者プロフィール》中本千晶 フリージャーナリスト。宝塚関係の著作に「宝塚読本」(文春文庫)、「なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか」(小学館新書)、「なぜ宝塚歌劇の男役はカッコイイのか」(東京堂出版)。2012年11月に「ヅカファン道」(東京堂出版)を出版。Astandスターファイルでも「ヅカナビ」連載中。


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