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フランス発「ロックオペラ モーツァルト」日本初演へ

2012年11月16日

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写真:「ロックオペラ モーツァルト」制作発表より拡大「ロックオペラ モーツァルト」制作発表より

 2013年2月に東京・東急シアターオーブ、大阪・梅田芸術劇場で上演される「ロックオペラ モーツァルト」の制作発表が行われ、モーツァルト及びサリエリ役の山本耕史、中川晃教、モーツァルトの妻・コンスタンツェ役の秋元才加(AKB48)、モーツァルトの父・レオポルト役の高橋ジョージ、演出のフィリップ・マッキンリーが参加した。話題の作品とあって会場からあふれんばかりの取材陣が詰めかけ、熱気に包まれた。(フリーライター・岩村美佳)

 「ロックオペラ モーツァルト」は2009年9月にフランス・パリにて初演。翌年からフランス国内ツアー、ヨーロッパツアーを行い合計150万人を動員したフランスミュージカルで、日本初演となる。山本と中川は、主役のモーツァルトと宿敵サリエリをダブルキャストで交代で演じ、全公演に出演する。マッキンリーは「2役演じることによって彼らの持っている多彩性であったり、レンジの広さをご覧頂けるのでは」と2役演じることのメリットを挙げる。

 山本は「同時期に2役演じるのはやったことがないですが、やんちゃなモーツァルトと先生のようなサリエリという対照的なところにいるような役です。ふたつの役を自分から遠く離していくイメージで、自分というものが真ん中にいてぶれないで判断出来る、そういう風に演じられたら面白いのではないかと思っています。また、普段の芝居で『自分だったらこう演じてみたい』と思うことを試せるという楽しみがあります」と2役演じることに期待を寄せる。中川は「ウィーンのミュージカル『モーツァルト!』でこの役と出会えたことに運命を感じてきました。10年後再び出会えて、プレッシャーも感じています。そして10年たってサリエリを演じたいと思うようになりました。モーツァルトとサリエリの絶妙な関係性は、目指すものはひとつなのかなと、ふたりがひとりになれたならばどんな音楽が生まれたのだろうかと考えたりします」と役への思いを話した。

 そしてお互いの印象。山本は中川について「すごい歌を歌う印象があります。自分とは違う声や動きをするので、一緒の舞台に立ったときに、どんな化学反応があるのか、手を取り合い、ぶつかり合う人としてキャッチボールができるんじゃないかと思っています」。中川は山本について「モーツァルトは耕司さんそのもののイメージ。毎日お互いの役を舞台上で見て演じられることで、日々リアルタイムで色んな変化があるんだろうなと思います」と、ふたりで演じあうからこその変化を今から楽しみにしているようだ。

 秋元は「けなげにモーツァルトを愛し、生涯支え続ける芯の強い女性を演じられたらと思います。たくさんの刺激を受けて、成長して行きたいです。恋心を抱くお芝居の経験は多少あるのですが、『妻』を演じるのは初めてなので、ひとりの男性の妻になるというところを一から考えていきたいと思っています」と話した。高橋は「初舞台のプレッシャーはあるけれど、エンジョイしたい気持ちが強い。特に『ロックオペラ』というのに惹かれました。大人数のロックバンドだと思って頂くのが一番楽しめるのではないか、格闘技のようなひとりひとりが競い合ってぶつかりあっていくというショーになるんじゃないかと思います。時が時ならモーツァルトはロックンローラーだったと思うし、すごく共感する。二人三脚で破壊と構築を繰り返してきた父子を演じられたらロックンロールになるんじゃないかと思います」と力強く話した。

 マッキンリーは「東京の芸術家の皆さんは、NYに比べて色々なことを試してみることが可能であると思います。この仕事のオファーを頂いたときに、何か新しいことをしたいと思いそのチャンスを頂きました。フランスの作品をそのまま上演するのではなく、新しい作品を作っていこうという試みで、モーツァルトをレディ・ガガがやるのであればどういう風になるだろうか、というイメージを伝えています。ミュージカルというよりは、ロックショーに近いスタイルで、表情豊かに、情熱的に演じてほしいと感じています」と構想を語った。

 フランス作品×アメリカの演出家×日本キャストというグローバルなコラボレーションが、どんなロックショーを生み出すのだろうか。過去に舞台や映画など様々な作品になってきたモーツァルトの、新しいスタイルを期待する。

◆「ロックオペラ モーツァルト」
《東京公演》プレビュー公演:2013年2月9日(土)〜10日(日)
本公演:2013年2月11日(月・祝)〜17日(日) 東急シアターオーブ
《大阪公演》2013年2月22日(金)〜24日(日) 梅田芸術劇場メインホール
⇒詳しくは「ロックオペラ モーツァルト」公式サイトへ http://www.mozart2013.jp/

《筆者プロフィール》岩村美佳 フリーフォトグラファー、フリーライター。舞台関係、ファッションなどを中心に撮影してきた経験をいかし、ライターとしても活動している。「目に浮かぶ言葉」を伝えていきたい。


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