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舞台「ディートリッヒ」、主演の和央ようかに聞く

2012年12月11日

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写真:和央ようかインタビューより=撮影・岩村美佳拡大和央ようかインタビューより=撮影・岩村美佳

 第二次世界大戦の最中、自分の道を信じて戦い続けた美貌の女優マレーネ・ディートリッヒ。その生き様を描いた舞台「ディートリッヒ」が、10月29日から11月18日まで、東京と大阪で上演された。主演の和央ようかに話を聞いた。(フリージャーナリスト・中本千晶) ※インタビューは公演前に行ったものです。

 再演とはいえキャストも変わり、楽曲や脚本も「8割ぐらい変更」。注目は衣装で、軍服など戦争色が濃くてマニッシュなものが中心だった前回と変わって、ドレス姿も披露。宝塚時代は男役スターとして活躍しただけに、「私、あまりドレスでジャジャーン!と舞台に出たことがないんですよ。だから、自分でもちょっとドキドキ」なのだそうだ。

 ディートリッヒの生涯の親友エディット・ピアフに荻野目慶子、衣装デザイナーのトラヴィス・バントンに鈴木綜馬、娘マリアに新垣里沙、恋人ジャン・ギャバンに姜暢雄、作家ヘミングウェイに今井清隆、母ヨゼフィーネに今陽子。それぞれがディートリッヒ役の和央に対してエネルギッシュにぶつかって来るので「全員に対峙していく私って大変!」。「でも、私も負けないで、同じだけのものを返したい。もし、それがちゃんとできたら、その強さがディートリッヒの強さになっていくんじゃないかな」と語った。

 宝塚を卒業してから、はや6年。その間、様々なことに挑戦し、葛藤もあった。「でも、そのすべての時間がすごく私らしくて、いとおしい」と話す。宝塚の舞台には「なんだか自分もつい最近までいたような、今でもいるような、そういうずうずうしい錯覚で何の違和感もなく、見入ってしまう」という。

 ツイッターも始め、そのフレンドリーな発信がファンの間でも注目度が高いが、「怖い部分もあるけど、いい部分もあるから」楽しみながら取り組んでいる。フェイスブックで昔の友だちとの再会をしたりといった、意外に「普通の」ネットライフを満喫している様子も話してくれた。

 もともとツイッターを始めようと思ったのは、2011年の震災がきっかけで「やっぱり発信手段をどこかに持っていたほうがいいんだなと思った」からだった。自身も阪神淡路大震災での被災経験があるから、「『忘れられていく状況』も、すごく覚えている」。だから、「WAO HOPE & WISH基金」を作って被災地の復興支援を継続的に行っている。

 自ら演じる機会を得たことで、「神秘のベールに包まれた銀幕のスター」だと思っていたディートリッヒのイメージが変わった。「とても人間らしくて聡明で、色々なことにぶつかりながらも、自分を信じて一生懸命生きていった素敵な女性」だと感じたという。

 「この役を通してディートリッヒからもらったエネルギーを、観に来てくださった方にも伝えたい」

【インタビューの全文はこちら】

【「ディートリッヒ」公演評はこちら】

◆「ディートリッヒ」
《東京公演》2012年10月29日(月)〜11月4日(日) 青山劇場
《大阪公演》2012年11月16日(金)〜18日(日) 森ノ宮ピロティホール
※公演は終了しています。

◆「トロイアの女たち」
《東京公演》2012年12月11日(火)〜20日(木) 東京芸術劇場 プレイハウス
⇒詳しくは、東京芸術劇場公演情報へ http://www.geigeki.jp/performance/theater008/

(関連リンク:和央ようかオフィシャルウェブサイト) http://www.yokawao.com/

《筆者プロフィール》中本千晶 フリージャーナリスト。宝塚関係の著作に「宝塚読本」(文春文庫)、「なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか」(小学館新書)、「なぜ宝塚歌劇の男役はカッコイイのか」(東京堂出版)。2012年11月に「ヅカファン道」(東京堂出版)を出版。Astandスターファイルでも「ヅカナビ」連載中。


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