昭和初期、戦争に向かう時代のタカラジェンヌたちを描いた「愛と青春の宝塚」が2日から、東京・新宿コマ劇場で上演される。新宿のランドマークとして半世紀余にわたり親しまれ、年末に閉館するコマ劇場の最後の公演だ。
大石静が原作・脚本・原詞を担当し、鈴木裕美の演出と三木たかしの作曲でミュージカルに仕立てた。実際に宝塚歌劇団でトップスターになったOGの女優たちが主演するのが話題だ。男役の紫吹淳と湖月わたる、彩輝なおと貴城けい、娘役の星奈優里と大鳥れい、紫城るいと映美くららがそれぞれダブルキャストで演じる。
コマ劇場は宝塚歌劇団の創始者でもある故・小林一三が最晩年に「新しい演劇空間を」と情熱を傾け、56年に開場した。円形舞台や回転しながら上下するセリなどで知られ、宝塚歌劇の公演も行われた。今回は主役以外も宝塚OGが多数出演し、劇場のフィナーレを飾る。
22日まで。電話03・3200・2213(劇場)