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阿部サダヲと森山未來 舞台「R2C2」の父子役で共演

2009年4月24日

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写真拡大阿部サダヲ(左)と森山未來=池田良撮影

 俳優の阿部サダヲと森山未來が、東京・渋谷のパルコ劇場で27日に開幕するメカロックオペラ「R2C2〜サイボーグなのでバンド辞めます!〜」で共演する。阿部とともに劇団大人計画で活躍する宮藤官九郎が作・演出を手がけた話題作で、2人は一風変わった父子を演じる。

 舞台は近未来の渋谷。かつて人気ロックバンドのリーダーだったパルコム田村(阿部)は数十年ぶりに冷凍睡眠から目覚め、驚く。CDやライブが消え、音楽は配信されるだけの時代に様変わりしていたからだ。そこで息子の天才音楽家・クアトロ田村(森山)に出会ったパルコムは、昔のロックスターの輝きを伝授しようとするが……。

 阿部は「舞台でちゃんと父親を演じるのは初めて。息子の破滅を止めようとする以外はダメな人なんですが」と言う。「見た目は2人とも30代後半の寸分たがわぬような親子。ひねくれた態度しかとれないけど、実はオヤジを大好きな息子です」と森山。

 この父子の確執やサイボーグのR2C2(松田龍平)と人間との友情が、戦争が背景にある荒涼とした世界で、にぎやかに展開する。阿部は「台本だけ読むと深いテーマのある物語なのに、舞台では簡単にそう見せない。わざとわかりにくくするのが宮藤さんらしい」と語る。

 阿部と宮藤は93年ごろから「いつかロックと演劇を融合させた舞台を」という夢を抱いてきた。阿部がボーカル、宮藤がギターを担当するバンド「グループ魂」は05年に紅白出場も果たした。「長年まねごとを続けてきて、やっとこんな作品ができるようになった」と阿部は感慨深げだ。

 森山は特技のダンスをはじめ、演技や歌唱にも優れる若手実力派だ。松尾スズキ演出「キャバレー」(07年)で阿部ら大人計画の面々と共演した。「日本にあまり面白い舞台がないなあと思っていたころに、とにかく面白い人ぞろいの大人計画と出あった。自分の見方が狭かったんだと反省させられました」

 39歳の阿部と24歳の森山。世代や個性こそ違うが、ともに映像・舞台を問わぬ売れっ子で、ライブ空間でとりわけ精彩を放つ点も共通する。

 三宅弘城、皆川猿時、片桐はいり、宮藤ら共演。音楽は富澤タク。5月31日まで。電話03・3477・5858(パルコ劇場)。6月4〜14日、大阪でも上演。(藤谷浩二)

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