現在位置:
  1. asahi.com
  2. エンタメ
  3. 舞台
  4. 演劇
  5. 記事

舞台「異人たちとの夏」 椎名桔平が主演 「自分が見たい芝居」

2009年7月2日

 幼いころ死別した両親に似た異界の人々との交流を描く山田太一の小説を舞台化した「異人たちとの夏」(脚本・演出は鈴木勝秀)が、4日から東京・日比谷のシアタークリエで上演される。主演の椎名桔平は「自分が見てみたい芝居」と話す。

 脚本家として成功した男性(椎名)が主人公。豊かな暮らしを手にしたものの結婚生活は破綻(はたん)した。ある日、死別した両親とそっくりな夫婦と出会う。彼らとの交流に愛情を取り戻してゆく。

 「人間の普遍的で大切な感情に、うまくファンタジーをからませて描かれている。大きな孤独の前に自分を見失って、どうしようもない喪失感に陥る。そんな人に勇気を与えてくれる物語」

 88年に大林宣彦監督によって映画化されている。「舞台は制限された空間なので、逆に映画に負けないくらい豊かな世界を感じてもらえる可能性があると思う」

 椎名はテレビ、映画で活躍しているが、おおよそ1年半に1回のペースで舞台に出ている。「俳優としての訓練の気持ちもある。映像の表現方法にもふくらみが出ると思って」「舞台上でせりふを語っていて、ふーっと自然に出てくる感情を大事に捕まえようと思う。共演者を信じて、この役を生きるつもりです」

 25日まで。出演はほかに内田有紀、甲本雅裕、羽場裕一ら。7500円、9千円。電話03・3201・7777(東宝)。(米原範彦)

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内