現在位置:
  1. asahi.com
  2. エンタメ
  3. 舞台
  4. 演劇
  5. 記事

中村中、異色の舞台「ガス人間第1号」に挑戦

2009年10月5日

 シンガー・ソングライターの中村中(あたる)が異色の舞台に挑戦している。東京・日比谷のシアタークリエで上演中の「ガス人間第1号」。中村は「演劇のコマの一つである自分を楽しんでいます」と話す。

 原作となった映画「ガス人間第1号」(木村武脚本)は1960年公開。「電送人間」「美女と液体人間」と合わせて「東宝変身人間3部作」と称され、特撮映画の傑作の一つともいわれる。特技監督は円谷英二だ。

 後藤ひろひとが脚色・演出を手がけた。SF的世界に注目しがちだが、結ばれぬ悲恋の物語が基調。中村は、ガス人間に慕われるボーカリスト藤田千代役。「いつの時代も、道なき恋愛はあります。この世で結ばれないなら、あの世で共に生きようとする。千代は、冷静さの中に燃え上がる感情を抱いている」

 06年にメジャーデビュー。当初は性同一性障害を公表して話題になったが、今は自然に本分の音楽活動に向かう。今回も、作詞作曲の主題歌を舞台上で披露する。タイトルは「しょうしんもの」。「恋の始めの何も言い出せない小心、人を好きになって心をいためる傷心、炎の中で共に死んでゆく感情の極みのような焼心をかけています」

 31日まで。ほかに高橋一生、水野久美らが出演。7500円、8800円。電話03・3201・7777(東宝)。

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内