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倉本聰さん主宰「富良野塾」、26年の活動に幕

2010年4月5日

写真閉塾式の最後に塾生たちと抱き合う倉本聰さん=4日午後、北海道富良野市、吉本美奈子撮影

 脚本家の倉本聰さん(75)が俳優や脚本家育成のため北海道富良野市で主宰してきた「富良野塾」が活動を終えることになり、4日、現役塾生とOBらによる閉塾式が開かれた。

 富良野塾は倉本さんが私財を投じて1984年に設立。志のある若者を受講料無料で2年間受け入れ、塾生は農作業で生活費を稼ぎながら共同生活し、演技や脚本作りを学び、26年間に300人を超える若者が巣立った。今後は卒塾生の演劇活動の支援に力を入れるため、閉塾することになった。

 この日は富良野市の劇場「富良野演劇工場」で、塾生とOBらが、開塾期の塾生たちの生活を描いた倉本さんの作品「谷は眠っていた」を上演し、会場を埋めた観客から喝采を浴びた。

 続いて最後の塾生16人の卒塾式と映像などで塾の歩みを振り返る閉塾式が開かれた。倉本さんは「この26年の間に若者の力を信じることができ、たくさんの輝く原石と出会えたことがうれしい。これからは富良野に残っている卒塾生らと新しい芝居作りをしたい」と語った。今後は、07年に発足した卒塾生を中心とする「富良野GROUP」による公演を続けていく。(吉住琢二)

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