80〜90年代に歌手・俳優として活躍した田村英里子(35)が米国で人気連続ドラマ「ヒーローズ シーズン2」に出演した。実写版の米映画「ドラゴンボール」などの出演も決まり、一時帰国した田村は「ドアが開いた。今はとても幸せ」と話す。
渡米したのは00年。しかし5年くらいは機会に恵まれなかった。映画やドラマのアジア人役のオーディションを受け続け、「ヒーローズ」でようやく大役をつかんだ。
このドラマには特殊能力を持つ人たちが多く登場する。シーズン1から活躍するヒロ・ナカムラ(マシ・オカ)がタイムスリップ能力で1671年の日本へやってきた時に出会うのが、田村演じるヤエコだ。
田村はNHK大河ドラマなどに出演してきた経験から、米国人が作る「時代劇」は趣が違っていると思った。しかし「新しいものが好きだし、時代劇はこうだという固定観念は持たないようにした」。
制作現場では自由にやらせてくれた。何度も何度も撮影し、アドリブは欠かせない。「米国のテレビドラマは脚本家がとても重要なんです。これはマーシー(マシ・オカ)が教えてくれました」
米国で放送されたシーズン2は全11話。脚本家のストで急きょ終了させたから短くなった。ヤエコの出演機会も12話以降、もっとあるはずだったという。「面白かったんですよね、その後が」と悔しそうだ。
言葉の違いによる演技の違いについて尋ねると、自分の胸に手をあてて「言葉はどんな言葉でもここからくると思っている」。
同作品はCSの「スーパー!ドラマTV」で放送中。(岩本哲生)