レズビアンたちの交友を正面から描いた米国の人気ドラマ「Lの世界シーズン3」がDVDになった。主演の一人キャサリン・メーニッヒが来日し、作品の魅力などを語った。
ロサンゼルスを舞台に、同性愛の女性たちが織りなす濃厚な恋愛や確執、嫉妬(しっと)を、華やかな日常の中に映す。プロデューサーや脚本家の実体験も採り入れ、機知に富む会話を交えながら、性にまつわる本音が次々飛び出す軽快な群像劇だ。
メーニッヒは、男性的な性格と装いが女性の心をくぎ付けにする女性シェーンを演じる。「今は自動的にスイッチが入って役に入れるが、最初は漫画のキャラクターからもインスピレーションを得た」と話す。
他の登場人物の中では、知人の交友関係を図にして分析するユーモラスなアリスや、悩みが多く複雑な性格のジェニーに興味があるとか。
米カリフォルニア州で同性婚を認める判決が出たことについて「スタッフを含め、ドラマにかかわった全員が喜んでいる。法律がこのまま変わらないでほしい」と話す。
「『Lの世界』は、『セックス・アンド・ザ・シティ』のように女性に焦点を絞った作品。きわどい性的描写は、男性だけでなく、女性にも魅力的に映るところです」