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広告で回顧する高度成長 東京・汐留で展覧会

2008年9月6日

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写真「街頭テレビ」の展示

 東京・汐留のカレッタ汐留の「アド・ミュージアム東京」で、「広告青春時代」展が開かれている。1945年から70年までに作られたポスター、新聞、雑誌、テレビなどの広告が一度に見られる。

 展覧会は、53年の街頭テレビの再現から始まる。民間テレビ放送の開始により、テレビCMが始まった時期だ。その左側には東京オリンピック、大阪万博など戦後の大イベントのポスター、右側には「豊かさへの憧(あこが)れと快適さ」をテーマに、「東芝電気釜」(55年)、「トリスを飲んでHawaiiへ行こう!」(61年)「ブルーバード」(64年)などの広告。懸賞新聞広告も時代を物語る。トヨタ自動車の「これが大衆車です あなたが名づけ親になって下さい」(60年)の賞品は車(パブリカ)と100万円だった。

 第2部ではテレビやラジオのCMをパソコン上で自由に視聴できる。CMソングのパイオニア、三木鶏郎のテレビCM24本を集めた端末もある。ミツワ石鹸(せっけん)の「ワ・ワ・ワ・輪が三つ」や松下電器の「明るいナショナル」など、名前を連呼するテレビCMの原型だ。

 最後は70年の国鉄の「ディスカバージャパン」。万博終了後の秋から始まったこのキャンペーンは、海外ではなく日本国内に目を向けようというもので、雑誌「アンアン」や「ノンノ」の創刊と重なり、「アンノン族」という言葉を生んだ。このテレビCMには、映画監督の吉田喜重氏やフォーク歌手の北山修氏などが出演する異色のバージョンも。

 戦後のポスターやグラフィックデザインを中心にした展覧会は多いが、テレビやラジオのCMが視聴できるのは珍しい。戦後日本の日常生活の細部がよみがえる。27日まで、日、月曜休み、無料(03・6218・2500)。(古賀太)

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