蛭田真平撮影
小学5年まで家でドラマを見るのは禁止。初めて見た、柴咲コウが耳の聞こえない女性を演じる「オレンジデイズ」に夢中になったのが俳優を目指すきっかけだ。「だから、今回の役はとてもうれしかった」
TBS系の昼のドラマ「ラブレター」で、耳が聞こえない主人公を演じている。“せりふがない”配役は、もちろん初めてだ。
DVDを見て手話を特訓し、役作りのため耳栓をして街を歩いてみた。「話さずに気持ちを表すのも手話を使いながら演じるのも大変でした。特に怒る場面では手話が追いつかなくて。でも、五感の大切さや声の大切さもわかった」
児童養護施設で育った少女が、里親や友人、恋人とのきずなを紡ぎ成長する物語。3人の俳優が三つの年代を演じ分け、そのうちの中学・高校時代を担当した。主な舞台の香川県・小豆島は自宅のある徳島県とも近く、「ロケはリラックスしました。うちも漁師町で、自然大好きなので」。
中学2年で芸能事務所のオーディションに合格し、CMやBSドラマ出演を経て今回、地上波連ドラ初主演。公開中の「魔法遣いに大切なこと」で映画初主演も果たした。徳島県の高校に通い、東京往復の生活。
透明感のある“正統派美少女”の空気をまとうが、今はどんな役にも挑戦したい。「『演じている時は別の人になったよう』と言われるような女優になりたい」(吉住琢二)
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山下リオ(やました・りお) 92年、徳島県生まれ。ファッション雑誌の専属モデルのほか、「三井のリハウス」12代目リハウスガールなどでCM出演。BS−iのドラマ「東京少女 山下リオ」などに主演。