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日韓中、合作TVドラマ構想 徐福伝説、原作は荒俣さん

2009年6月5日

 【ソウル=赤田康和】日韓中の放送作家やドラマ制作者が、テレビの連続ドラマを3カ国共同でつくる構想をまとめた。秦の始皇帝の命を受け、不老不死の薬を探して日本や朝鮮半島を訪れたとされる伝説上の人物、徐福の物語。交流が活発とはいえなかった3国のテレビ界の合作は画期的だ。

 ソウルで開催中の第4回アジア放送作家カンファレンスで関係者が4日、合意した。日本放送作家協会の市川森一理事長と韓国の制作会社サンワネットワークスのシン・ヒョンテク会長らが中心になって企画し、中国の制作会社も参加に同意しているという。

 1話1時間で計24話程度の連続ドラマとする。1言語で撮影したのちに各国語の吹き替え版をつくる予定。原作は作家の荒俣宏さんが書き下ろし、アジア全域で知名度のある俳優を起用する考えだ。

 制作費は総額15億円を見込んでおり、製作委員会形式で出資を募ることを検討している。日本の有力な放送局の関係者も関心を示している。

 韓国では、日本の大衆文化の流入を政府が禁じてきた経緯があり、日本のドラマは地上波ではまだ放送されていない。日本の脚本家の台本を韓国の監督・俳優が映像化する試みなどがあったが、本格的な合作もまだ少ない。今回の合作を機に地上波解禁などにつなげたい思いが日本側にはある。

 一方、韓国側には「韓流ドラマ」のヒットで日本市場を重く見る流れが強まっている。人口13億人の中国市場も両国にとって魅力だ。

 中国側はテレビドラマのアジア市場への浸透が十分にできておらず、国外での存在感を高めたいとの思いがある。

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