2009年7月29日
NHKは29日、今年4〜6月の受信料収入が1516億円で、前年同期に比べて12億9千万円の減収だったとする「第1四半期業務報告」を発表した。訪問集金を昨秋から廃止した影響や、厳しい経済情勢などで口座振替ができない契約者が増えているためという。
昨年度決算の受信料収入は6386億円で、予算を35億円上回った。不祥事などによる不払いで激減した受信料収入が回復したこともあり、今年度予算は前年度予算よりも140億円増収の6490億円を見込んでいたが、出ばなをくじかれた格好だ。NHKは受信料契約や収納業務の委託先に積極的な活動を求めたり、長期間未収になっている契約者への支払い依頼の頻度を増やすなど、10項目の追加策を取り始めた。