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テレビ番組元司会者、視聴率のため殺人依頼? ブラジル

2009年8月14日

 【サンパウロ=平山亜理】南米ブラジルで、凶悪犯罪の現場にいち早く駆けつけて報道するのが売り物のテレビ番組の元司会者が、視聴率を上げるために自ら殺人を依頼していた疑いが浮上し、地元警察が捜査に乗り出した。

 AP通信や地元の報道によると、疑惑の人物はワラセ・ソウザ氏。元警官の経歴を生かし、昨年末まで北西部アマゾナス州のテレビ局で、凶悪犯罪の実情などを伝える番組の司会を担当。警察より早く事件現場に到着し、遺体など生々しい映像を映し出すことで視聴率を稼いでいた。

 地元警察は、ソウザ氏の元ガードマンらの証言などに基づき、少なくとも5人の殺人にかかわった疑いで捜査。ソウザ氏には麻薬密売に関与した疑いもあり、犯罪組織に依頼して麻薬取引のライバルを消すと同時に、視聴率アップも狙ったのではないか、との見方が出ている。

 ソウザ氏は身柄は拘束されていないが、息子を含む15人が殺人などの容疑で逮捕された。同州の現役の州議員でもあるソウザ氏は、容疑を全面否定。弁護士は「政敵がソウザ氏に汚名を着せようとしている」と話している。

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