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秋の改編、ドラマ新作見送りも 経営環境の悪化で

2009年9月8日

 NHKと在京民放キー局は相次いで、秋の新番組を発表した。番組改編の方針に「選択と集中」をあげるなど、メリハリ重視の局が目立つ。経営環境の悪化が微妙な影を落としているようだ。

 「経済情勢は厳しい。制作費を効率的に活用したい」。テレビ朝日の平城隆司編成制作局長は改編の方針をこう説明した。

 視聴率で劣勢の週末のゴールデンタイム(午後7時〜同10時)に、脳の活性化をはかるゲーム番組など3本の新番組を投入。仲間由紀恵が週刊誌の記者を演じる連続ドラマ「アンタッチャブル」や、松平健が大物衆院議員を演じる大型ドラマ「断絶」なども放送する。

 深夜帯では、携帯電話への動画配信をからめた帯番組「お願い!ランキング」を始め、放送外収入の拡大も目指す。

 日本テレビも「経営資源の選択と集中」で「費用対効果を高める」とする。ドラマは視聴者層を絞り、「働く女性」に向けては産婦人科医が主人公のドラマを大石静の脚本で制作。「家族向け」には草食系男子の高校生が「侍」に変身する学園ものを井上由美子の脚本でつくる。

 TBSテレビは春の大改編が「不発に終わっている」(吉崎隆編成局長)。来春の飛躍を期して、今回の改編は小規模にした。元NHKアナウンサーの堀尾正明が司会の情報番組「イブニングワイド」を夕方に新設。好評のミステリー「浅見光彦シリーズ」を連続ドラマにする。

 テレビ東京は、ゴールデンタイムに親子向けのバラエティーを始める。制作費削減で昼の連続ドラマは新作を見送り、過去に放送された「サギ師リリ子」を再放送する。

 時間帯別視聴率で5年連続の「三冠王」に輝くフジテレビ。「波風立てます」と強気の姿勢だ。人気グループ「嵐」が体を張ってゲームをする番組がゴールデンタイムに登場。ドラマでは山崎豊子原作の「不毛地帯」を半年にわたって放送する。「毎回、視聴率20%超を狙う」と小川晋一編成担当局長。

 NHKは脚本家の三谷幸喜が脚色した連続人形劇「新・三銃士」を開始。11月からは3年がかりで放送する大作「坂の上の雲」の第1部を始める。連続テレビ小説は徳島県の地方出版社が舞台の「ウェルかめ」だ。(赤田康和、岩本哲生、村瀬信也)

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