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NHK、放送センター建て替えへ ホールなどすべて一新

2010年1月13日

写真:建て替えへ動き出したNHKの放送センター=東京都渋谷区建て替えへ動き出したNHKの放送センター=東京都渋谷区

写真:建設初期のNHK放送センター建設初期のNHK放送センター

写真:建設初期のNHK放送センター。手前は五輪会場となった国立代々木競技場建設初期のNHK放送センター。手前は五輪会場となった国立代々木競技場

 NHKが、全国放送の拠点である東京・渋谷の放送センターの建て替えへ動き出したことがわかった。高層ビルや多数のスタジオ、約3600席のNHKホールなどをすべて一新する巨大事業だ。都心の一等地での建て替えだけに、スタジオなどをほかへ移すことも検討している。

 放送センターは代々木公園の南側にあり、敷地面積は約8万2千平方メートル。本部機能をになう地上23階建ての本館や番組収録用のスタジオがある東館、報道部門の入る北館など四つのビルと、NHKホールが立ち並ぶ。延べ床面積は22万8千平方メートルにのぼる。

 1964年の東京五輪の放送センターが前身で、72年までに本館など三つのビルとホールが相次いで完成。東京・内幸町にあった本部が段階的に移転した。88年に北館が建てられ、今の姿となった。

 最も古い東館は築45年を迎え、新しい北館でも完成から20年超と、老朽化が目立つ。衛星放送開始や地上放送のデジタル化といった業務拡大で手狭にもなっている。

 内々には2016年の東京五輪招致に絡めた建て替えへの期待感があった。だが、招致合戦で東京が敗れたことから昨年11月、福地茂雄会長を委員長とする「新放送センター建設検討委員会」を立ち上げ、本格検討に乗り出した。

 委員会は幹部職員から意見を聞きはじめており、レイアウト上の課題などを今年5月をめどに整理。着工時期や規模、費用、手順などを5年以上かけて検討する。

 建て替えでは、機能が1カ所に集中した今の形を見直すことも視野に入れている。スタジオなど教養・娯楽番組の制作拠点を用地代の安い場所に移したり、事務系部門を賃貸ビルに入居させたりする案が出ている。

 在京の主な民放は近年、本社の移転や建て替えを相次いで行った。都心の立地を生かし、オフィスビルや商業施設と組み合わせた大規模再開発をした例もある。民放の例からNHKの建て替えは1千億円規模の事業になるとみられており、この巨費の確保が大きな課題だ。(岩本哲生)

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