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NHK 朝ドラ・「おかあさんといっしょ」時間くり上げ

2010年1月26日

 NHKは今春、平日朝のテレビ番組の編成を大幅に見直す。目玉は総合テレビの「朝の連続テレビ小説」(朝ドラ)と教育テレビの「おかあさんといっしょ」の放送時間のくり上げだ。一般家庭に定着していた朝の視聴習慣が、大きく変わることになる。

 朝ドラが変わるのは、3月29日に始まる「ゲゲゲの女房」から。総合テレビでの放送開始を現在の午前8時15分から午前8時にする。

 これに伴い、報道番組「おはよう日本」は午前8時で切り上げ、朝ドラの後の生活情報番組「生活ほっとモーニング」は、「あさイチ」にあらためる。

 教育テレビでは、子ども番組全体を見直す。2〜4歳児向けの番組「おかあさんといっしょ」は、午前8時35分から午前8時にする。午前9時15分から放送されている4〜5歳児対象の「みいつけた!」は幼稚園に行く時間を意識して午前7時40分からにくり上げ、0〜2歳児対象の「いないいないばあっ!」は逆に午前8時15分から10分遅らせる。

■早まる出勤時間に対応

 総合テレビの見直しの背景には、午前8時以降は在宅女性を中心とした視聴者層を狙いたいとの考えがある。

 「(一般的な家庭の用事は)午前8時くらいには一段落している。その後の時間にテレビを見る余裕はある」。NHKの日向英実放送総局長は今月20日の記者会見で、朝の番組の見直しの理由をそう説明した。

 NHK放送文化研究所が2005年の調査をまとめた「国民生活時間調査報告書」をみると、一般家庭の出勤時間が以前より早まっている傾向がうかがえる。

 出勤のピーク時間が午前7時45分〜午前8時にあるのは、00年の調査と変わっていない。だが、午前7時半〜午前8時半に出勤する人は00年に比べて減少。午前6時半〜午前7時15分は00年から増えている。女性の朝の家事の時間は午前7時〜午前7時半がピークで、午前8時台はひと息つける時間だ。

 NHKの番組編成見直しは、民放にも影響が及ぶ。

 午前8時に始まる情報番組の制作担当者は「コーナーの順番の見直しなどを考えないといけない」と話す。(1)視聴者を放送開始時に奪われない(2)朝ドラの時間帯はNHKを見ない層に見てもらう(3)朝ドラ終了時にはNHKから流れてくる視聴者を取り込む、の3点を意識しているという。

 「朝ドラを見る層は中高年の女性が多く、若い層を狙った自局の番組とは違っている。朝ドラは15分で終わるので、終了時の取り込みに力を入れることが現実的対応かもしれない」と話した。(岩本哲生)

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