現在位置:
  1. asahi.com
  2. エンタメ
  3. 映画・音楽・芸能
  4. テレビ・ラジオ
  5. 記事

5秒CMに存在感 定型破り、ひと声で勝負

2010年2月2日

写真:日本コカ・コーラ「ジョージア」のCMから日本コカ・コーラ「ジョージア」のCMから

 放送時間わずか5秒のテレビCMが最近、相次いで登場している。15秒や30秒のテレビCMの「定型」を破って印象的だ。インターネットに押され、広告媒体としてテレビの影響力が低下する中での新たな試みが注目されている。

 民放キー局のCMを分析しているCM総合研究所(東京都港区)によると、昨年6月以降、3銘柄の5秒CMが登場した。最初に放送されたのは、シャープの空気浄化技術「プラズマクラスター」のCMで、俳優の水川あさみさんらが「プラズマクラスターはシャープだけ」と歌う。シャープは、この技術を搭載したエアコンが前年同期比2〜3割の売り上げ増となったのに貢献したとみている。

 昨夏放送されたキリンビバレッジのコーヒー飲料「ファイア」のCMや、この1月に放送された日本コカ・コーラのコーヒー飲料「ジョージア」のCMも、宣伝文句がひと声流れるだけだ。

 CM総研によると、5秒CMは最近1年間の全CMのわずか0.03%。日本コカ・コーラの広告宣伝担当者は「テレビCMは消費行動への影響力が落ちており、短いCMという目新しさで視聴者を引きつけたかった。消費者は自ら取りに行ったネットの情報を信頼するようになっており、そのネットと連動させたものだ」と説明する。

 今回の試みは、取引上はテレビ局の番組宣伝などと組み合わせ、計15秒などの定型のCM枠になっている。テレビ局側も「5秒CMのみでセールスする予定はない」(テレビ朝日)と拡大には慎重な姿勢だ。

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内