現在位置:
  1. asahi.com
  2. エンタメ
  3. 映画・音楽・芸能
  4. テレビ・ラジオ
  5. 記事

視聴率「韓流ドラマ」で狙う TBSとフジテレビ

2010年2月23日

 韓国ドラマの放送にTBSとフジテレビが力を入れている。平日のゴールデンタイムに登場させるのはTBS。民放地上波では異例の試みだ。フジテレビも平日の昼過ぎに専門の時間帯をつくり、視聴率で健闘している。どちらも新たな韓流ファンの開拓を期待している。

 TBSは4月21日から、水曜午後9時の枠で連続ドラマ「アイリス」を放送する。スケールの大きなアクションドラマで、韓国の架空の組織・国家安全局のスパイである主人公を、人気俳優イ・ビョンホンが演じる。

 韓国の映像会社の作品だが、TBSは放映権購入を前提に制作段階から協力。韓国、日本、ハンガリーで撮影し、制作費はテレビドラマでは破格の200億ウォン(約15億円)にのぼった。韓国では昨年放送され、平均視聴率は30%を超えたという。

 韓流ファンには中高年女性が多いといわれる。TBSの担当者は「従来の支持層だけではゴールデンタイムで埋没するが、『アイリス』はアクション映画が好きな若者や中高年の男性にも見応えがある。韓流の枠を超えられる」と自信をみせる。

 フジテレビは1月から、平日の午後2時台に韓国ドラマの専門枠「韓流α(アルファ)」を設けた。

 この時間帯は過去の番組の再放送が定番だったが、「昼を活性化する新コンテンツを」とあらためて検討し、韓国の高視聴率ドラマの放送に行き着いた。

 成果は早々に表れた。昨年の午後2時台の年間平均視聴率は3.9%だったが、韓流αの第1弾「私の名前はキム・サムスン」は平均視聴率5.2%を記録した。第2弾「太陽の女」も好調で、3月2日には第3弾「華麗なる遺産」が始まる。

 「日本の若者向け人気ドラマと共通点のある作品を選んでいる」と担当者。20〜30代の女性から「まさか自分が韓流にはまるとは思わなかった」といった反響が寄せられている。

 従来の韓流ファンも意識し、日本語の字幕を入れて音声を韓国語にしても楽しめるようにした。視聴者調査では特に50代以上の女性に「俳優の肉声が聴ける」と喜ばれているという。(寺下真理加)

検索フォーム
キーワード:


朝日新聞購読のご案内