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夜7時台、「家族向け」に強化 民放・春の改編、TBSも娯楽中心に

2010年3月9日

 民放の在京キー局が、春の番組改編を相次いで発表した。広告収入の減少に各局とも苦しむなか、視聴率競争の主戦場である午後7時台のてこ入れが目立つ。

 昨年春に続き、大幅な改編を行うのはTBS。昨年4〜12月のゴールデン帯(午後7時〜同10時)の視聴率は9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で前年比1.6ポイント減。このため、この時間帯は6割以上の番組を見直した。

 昨春の改編の目玉だった報道番組「総力報道!THE NEWS」(月〜金曜午後6時40分〜同7時50分)は打ち切り、午後7時台はバラエティー番組中心の編成に戻す。木曜午後8時の「関口宏の東京フレンドパークII」を1年ぶりに月曜午後7時にし、火曜午後7時は島田紳助が司会の新番組を始めるなど、月〜土曜日の番組をすべて変える。ニュース番組は夕方に「Nスタ」を新設する。

 わずか1年での大幅な転換についてTBSテレビの石原俊爾社長は「予想以上に広告が落ち込み、時間をかけて番組を育てる余裕はなくなった」と話す。

 日本テレビも激戦区の午後7時台を強化。月曜には哀川翔が司会の新バラエティー「不可思議探偵団」、水曜に「脱出ゲームDERO!」を始める。編成担当の舛方勝宏専務執行役員は「午後8時台を重視しすぎて、午後7時台で差がついた。家族で楽しめる番組で巻き返す」。

 ゴールデン帯の強化はテレビ朝日も同様だ。月曜午後7時に深夜の人気番組「もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!」を投入する。強みを見せる深夜帯では、日曜午後11時に「日曜ナイトドラマ」の枠を新たにもうけ、若い層への浸透をはかる。

 テレビ東京は人気番組の「モヤモヤさまぁ〜ず2」を別の時間帯から日曜午後7時に移す。「ピラメキーノ」も金曜は午後7時台へ拡大する。

 一方、6年連続で視聴率3冠王(ゴールデン帯、プライム帯=午後7〜11時、全日帯)のフジテレビ。ゴールデン帯の改編率は18.5%と小幅だ。午後7時台では、火曜午後11時の「人志松本の○○な話」を土曜に移すだけに抑えている。

 他方で「胸キュン」をキーワードに恋愛ものを重視。看板ドラマ枠の「月9」では、木村拓哉が初の社長役で10年ぶりにラブストーリーに主演する。金曜午後11時には恋愛バラエティーを始める。(丸山玄則)

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