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キムタク+恋愛=「月9」再熱?

2010年4月8日

 俳優の木村拓哉が10年ぶりに、本格的な恋愛ものの連続ドラマに主演する。フジテレビの看板枠、月曜午後9時の「月9(げつく)」で5月10日に放送が始まる「月の恋人――Moon Lovers」だ。放送枠にちなんで「月恋(げつこい)」と呼ばれるようタイトルを決めたフジテレビは「キムタクの復帰で月9人気を再燃させる」と意気込む。

 木村はインテリア会社を急成長させた敏腕社長を演じる。仕事を最優先し、周囲には冷淡な人物だ。

 木村自身も役柄について「俳優として、今まで出会ったことのない嫌なやつ。ト書きやせりふをヒントに人間的な魅力をあぶり出していかないと」と分析する。

 木村と3人の女性が恋の駆け引きを展開する。演じるのは篠原涼子、北川景子に、台湾の人気俳優リン・チーリン。

 篠原はインテリアデザイナー、リンは木村が進出した中国・上海で出会う女性、北川はライバル会社の社長の娘。木村に対して思いを寄せたり、心が揺れ動いたりする。

 ヒロインは設定せず、視聴者が結末を予想できないようにした。木村たちの恋の駆け引きには、松田翔太も絡んでくる。

 木村は1990年代に月9の恋愛ドラマ「ロングバケーション」「ラブジェネレーション」で主演し、平均視聴率30%前後を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。だが平均視聴率が30%を超えた00年の「ビューティフルライフ」(TBS系)以来、恋愛が主題の連ドラから遠ざかっていた。その木村をフジが呼び戻した狙いは月9のてこ入れにある。

 月9は木村主演作や「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」などの恋愛ドラマで圧倒的な視聴率を誇った。しかし、00年ごろからは平均視聴率が20%を下回ることも多くなり、かつての勢いがなくなっていた。

 フジの後藤博幸プロデューサーは「携帯電話や電子メールの普及で、恋愛のだいご味だった『答えを待つ切なさ』が薄れつつある。本音を見せない木村の演技と魅力で、恋の切なさを今あらためて伝えたい」と話す。

■他局も恋愛ドラマ

 今春の番組改編では、他の放送局もドラマの主題に恋愛を掲げる動きが目立つ。

 NHKは、男性不信の女子高校生の恋を描く、ケータイ小説が原作の「激恋」を放送。テレビ朝日は、30年ぶりに再会した中年男女の純愛と葛藤(かっとう)を描く「同窓会――ラブ・アゲイン症候群」を放送する。(寺下真理加)

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