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バス、タクシーも値上げの動き 燃料高で広がる影響

2006年08月01日19時21分

 燃料価格の高騰で、地方のバス、タクシー、旅客船など交通機関に値上げの動きが出始めた。需要が減っているところに原油高が追い打ちをかけている。都市部では景気回復による需要増もあって値上げはまだ目立たないが、地方への影響は深刻になり始めている。

グラフ

燃料の物価指数の推移

 「賃金引き下げなど合理化を続けてきた。最近の価格高騰でもう限界だ」。9月から平均5%の値上げを決めた山交バス(山形市)の担当者はこう話す。乗り合いバス約200台を走らせているが、燃料の軽油は前年比約35%の値上がり。97年から据え置いてきた料金に転嫁する。

 LPガスを燃料とするタクシー業界でも、値上げの動きが出てきた。長野県B地区(松本市など)で運行するタクシー会社からは1〜2割程度の運賃値上げ申請が相次いでいる。118社のうち95社が申請、車両台数に占める割合は約8割になった。審査する北陸信越運輸局によると、料金改定は94年度以来。申請理由は「需要減に加えて燃料が高騰し、乗務員の給与水準も悪化している」という。

 影響は離島航路にも及ぶ。佐渡汽船(新潟県)は昨年の重油の燃料費が前年から3割増加。このため、「自助努力の限界を超えている」(同社輸送課)として、大人1人130円の調整金(通常料金は2等の場合2060円)を6月から料金に上乗せしている。

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