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値下げか据え置きか、原油下落でガソリン卸値の対応2分

2006年09月29日08時21分

 10月のガソリンの卸値を巡って石油元売り各社が「値下げ派」と「据え置き派」に割れている。原油価格の急落を受け、各社とも調達費は1リットル当たり前月比4円下がったが、過去の原油高騰時に小売価格へ十分に転嫁できたかどうかで対応が異なった。据え置き派は小売価格の維持を狙っているが、原油価格の動きを反映した業者間の売買価格は下落が続いており、小売価格も値下げの動きが加速するとの見方が強まっている。

 新日本石油と出光興産が据え置きを表明する一方、ジャパンエナジーは4円の値下げを表明。エクソンモービルは15日から10月1日まで1リットルあたり5円の値下げキャンペーンを実施中だ。

 「販売市況に悪影響を与えかねない」。据え置き派の新日本石油の津田直和副社長が心配するのは、商社などがガソリンを売買する「業者間転売市場(業転)」の価格下落だ。元売りが決める系列スタンドへの卸値とは別に、市場の需給を反映し、東京工業品取引所のガソリン先物価格にほぼ連動して決まっている。

 業転のガソリンは、全国のスタンドでの流通量の数%程度。ただ、価格競争の引き金となるため、採算悪化を避けたい元売りにとって無視できない存在だ。全国平均の小売価格も、小幅ながら既に2週連続下がった。

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