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木村建設また強度不足 熊本で6棟、姉歯氏は関与せず

2006年02月09日01時12分

 耐震強度偽装事件を巡り、木村建設(熊本県八代市、破産手続き中)が熊本県内で施工したマンション5棟とホテル1棟について、耐震強度不足を指摘されていたことが8日、県の調査で分かった。耐震強度は0.43〜0.94で基準の1を下回っている。構造計算に姉歯秀次元建築士はかかわっていないという。県は9日、構造計算を担当した熊本市などの設計事務所から事情を聴く。

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耐震強度についての懸念が指摘されたマンション=熊本市で

 県建築課によると、国の指示を受け、木村建設が関与した県内の物件に耐震強度偽装がないかどうかを調べた。構造計算書の改ざんなどの偽装は確認されなかったが、日本建築構造技術者協会九州支部などに再計算を依頼。昨年12月末に「耐震性に懸念がある」として2棟、さらに今月までに4棟について強度不足を指摘されたという。

 6棟の内訳は熊本市のマンション2棟、八代市のホテル1棟のほか宇土市、西合志町、大津町のマンション3棟。いずれも木村建設が95〜03年に施工した。熊本市のマンション1棟の耐震強度は0.43〜0.45、大津町のマンションは0.45だった。強度が0.5未満の場合、震度5強程度の地震で倒壊する恐れがあるとされる。

 県は一連の事実を公表せず、1日に「構造計算書の再計算の結果、改ざんなどは認められなかった」と発表。国にも同じ内容で報告していた。

 耐震強度が懸念される物件が指摘されたことについて、県建築課の吉川泰久課長は「県に構造計算の専門家がいなかったので、結果的に見抜くことができなかった。(耐震強度偽装事件を契機に)構造計算のプログラムを購入したのでチェック態勢を確立したい」と話している。

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