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耐震偽装 鹿島、大林組も見抜けず 建築確認「うのみ」

2005年12月07日12時33分

 建物の耐震強度偽装問題で、大手ゼネコンの鹿島(本社・東京)、大林組(同)が施工した物件でも構造計算書の偽造が確認された。両社は「不審には思わなかった」と釈明しているが、耐震強度が不足するような工事内容に、施工の現場ではおかしいと本当に気づかないのか。建設業界には「建築確認が下りていれば、多少疑問があっても異は唱えない」という「常識」があり、そのために問題が表に出ないと指摘する声もある。

 偽造が確認されたのは鹿島が施工したビジネスホテル「プラザホテル舞鶴」(京都府舞鶴市、01年開業)と、大林組が施工した同「ヴィアイン新大阪ウエスト」(大阪市、同)。ともに木村建設(破産手続き開始決定)の子会社・平成設計が設計した。

 姉歯秀次建築士が設計にかかわっていたことが判明し、自治体などが構造計算書を調べ直したところ偽造が確認された。

 耐震強度が不足している疑いが強く、両ホテルともに休業している。

 鹿島関西支店(大阪市)の説明によると、プラザホテル舞鶴は工事を請け負った時点で、平成設計が設計・工事監理者になることがすでに決まっていたという。

 建築確認済みの設計図を同社が精査することは通常なく、現場の施工担当者が不審点を見つければ設計者に当然問い合わせるが、今回は担当者がすぐに不審を抱くような図面ではなかったという。建築確認は京都府がした。

 大林組広報室も「下請けには木村建設を入れるよう建築主に指定されていた。偽装は施工段階では見抜くことができないほど巧妙なものだった」と説明する。

 ヴィアイン新大阪ウエストの建築主はJR西日本の子会社。JR西日本は「当社グループのホテル建設に実績がある木村建設に加わってもらった」としている。

 今回の偽装問題では耐震強度の基準を大幅に下回る建物が各地で判明しているが、現場の工事担当者が偽装を見抜いた例はこれまでのところ伝えられていない。

 千葉県船橋市のマンションを施工した業者は11月29日、視察に訪れた衆院国土交通委員会の委員たちに「検査時に『鉄筋が少ないのでは』と設計者に指摘した」と説明した。

 だが「『それが姉歯さんの売り』と言われたし、建築確認も通っているので、そんなものかと思った」と話した。

 建設業法は、工事が適切に進められているかどうかを管理する主任技術者を現場に置くよう義務づけている。また建築士法は設計図通りに施工されていない点を工事監理者が見つけた場合、施工者に注意するよう求めている。

 しかし、設計図そのものに対する疑問や異議を設計者に伝える規定はない。設計図は建築確認など適切な手続きを経ているという前提があるためだ。

 「この設計だと柱が細いのでは、と現場で疑問を感じたことはある」という千葉県の工務店の幹部社員は「建築確認というお墨付きがある以上、元請けや設計者に下請けからおかしいと言うのは難しい」と明かす。


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