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衆院国土交通委員会に証人として出席し、委員長の質問にこたえる姉歯秀次元建築士=14日午前9時40分、国会内で |
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衆院国土交通委員会に証人として出席、宣誓書を朗読する木村建設の木村盛好社長(右)。左は篠塚明・元東京支店長=14日午後1時6分、国会内で |
耐震強度の偽装問題で、衆院国土交通委員会は14日、構造計算書を偽造した姉歯秀次元1級建築士(48)ら4人に対する証人喚問をした。姉歯元建築士は最初に構造計算書を偽造したのは98年に施工された東京都内の分譲マンションだと証言。始めたきっかけについて、木村建設の篠塚明・元東京支店長の名を挙げ「『鉄筋を減らさないと仕事を一切出さない』と言われ、やむをえずやった」と述べるとともに、篠塚元支店長も違法だと知っていたとの認識を示した。篠塚元支店長は偽装への関与は否定した。
姉歯元建築士は一連の問題について「住人、国民のみなさまに大変なご迷惑をおかけしたと深く反省しています。大変申し訳ございませんでした」と述べた。
最初に偽装した物件については、ヒューザーが建築主で木村建設が98年に施工したマンション「グランドステージ池上」(東京都大田区)と話した。
このマンションの構造計算の際、「最初は正規に設計して提出したが、(篠塚元支店長に)『鉄筋量が多い』と繰り返し言われた。これ以上無理だと何度も言ったが、予算に合わないから減らしてくれと言われた」と説明した。当時請け負っていた仕事の約9割が木村建設の物件だったといい「断ると収入が限りなくゼロになるので、やってはいけないと思いながらやった」と話した。
篠塚元支店長の違法性の認識について尋ねられた姉歯元建築士は「これ以上できませんという言葉の中にはそういう意味が含まれているので、十分に認識があったと思います」と証言した。
また鉄筋などの量について「一覧表があって、通常80キロから100キロというのを60キロとか、具体的な数字を(篠塚元支店長から)提示されたことはある」と述べた。
これに対し、木村建設の木村盛好社長は「姉歯さんとの関係はあまり存じていません」。篠塚元支店長は「偽造について一切関与していません。鉄筋量は法律の範囲内で経済効果を会話することはありますが、強く圧力をかけたことはありません」と述べた。
姉歯元建築士は偽造の手口については、構造計算で地震に対する力を設定する際に用いる係数の一つについて通常1.0とするところを「0.4とか0.5」に低くして計算したと説明。「内容が単純なので民間検査機関に審査に出した時点ですぐばれると思っていた」と語った。偽装の件数について「記憶している範囲では60件前後」と説明した。
強度偽装についてヒューザーからの直接の指示は否定したうえで、「(建築主と木村建設で)まず坪単価を45万円とか50万円でやれと決まるので、それが全部に影響すると思う」と話した。
シノケンについては「木村建設に丸投げなので、直接会ったことはない」と語った。
一方、木村社長は「建築確認が下りるというのは憲法以上に重要なもので、偽装されているとはまったく気づきませんでした」と証言。篠塚元支店長は「構造計算のプロにお願いして設計してもらい施工した。建築確認が下りたことは安全だと考えていたので、法令の中でやっていると思っていた」と話した。
この日は、経営コンサルタント会社・総合経営研究所(東京都千代田区)の内河健所長も証言に立つ。