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「非姉歯」初の耐震偽装 福岡の3棟、木村建設が関与

2006年02月08日08時46分

 耐震強度偽装事件で、新たに福岡市内のマンション3棟について福岡市が構造計算書の偽造を確認したことがわかった。いずれも木村建設(熊本県八代市、破産手続き開始)が施工などに関与していることから調査していた。構造計算したのは3棟ともに福岡県太宰府市の設計会社「サムシング」で、姉歯秀次元建築士以外の構造計算書偽造が確認されたのは初めて。福岡市の調査にサムシングの社長は偽造を否定している。

 福岡市は今後、サムシングが関与した他の物件についても、関係者へのヒアリングを行うなどして確認を進めるとみられる。信用調査会社などによると、同社は福岡市を中心に多い時で年間600〜700件の構造計算をしていた。

 福岡市が3棟について日本建築構造技術者協会九州支部(JSCA九州)に調査を依頼し、3棟の構造計算書は(1)建物の重さを9〜16%少なく計算していた(2)構造計算における一貫計算の流れの連続性がない――などの問題点が見つかった。

 福岡市も独自に計算書を検討し、「偽装としか考えられない」との結論に達した。1を基準とした耐震強度は0.85、0.9、1以上で「安全性が緊急に問われるものではない」としている。

 サムシングをめぐっては、福岡県篠栗町にあるマンションの管理組合が、構造計算に問題があったなどとして同社を相手取り損害賠償請求訴訟を起こしている。

 同社は01年1月に民事再生法の適用を受けた。再生手続きは05年3月に終結したが、事業停止の状態が続いている。

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