浅沼建築士、「99年ごろから偽装」と話す
2006年03月07日16時18分
札幌市で明らかになった耐震強度偽装で、構造計算書の偽造を認めたとされる浅沼良一2級建築士は96年に独立し、構造計算などを行う現在の設計事務所を構えた。しかし、事務所の名前として使っていたのは知人が設立した有限会社の名称だった。この会社についても2級建築士事務所として北海道には届け出ておらず、ふだんの仕事も別の場所で行っていたという。
この知人によると、数日前に浅沼建築士から電話があり、「自分の能力を超えた仕事をやってしまった。迷惑をかけるかもしれない」と話していたという。
浅沼建築士は元請け設計会社から仕事を請け負い、主にマンションなどの構造計算をしていた。2級建築士の場合、1級建築士の指示がない限り、大型の鉄筋コンクリートの建物の構造計算をすることは認められていない。
札幌市などの調査に対して33棟の偽装を認めるとともに「99年ごろから最近まで偽装をしている」と話し、「元請けには構造計算の専門家はおらず、技術的な相談ができなかった」とも語っているという。
偽装の疑いが指摘されているマンションの元請け設計会社の社長は「5年ほど前から仕事をしていたが、非常にまじめで一生懸命だった。信用していたのに、こんなことになって残念だ」と話している。
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