ヒューザー・小嶋社長ら詐欺容疑で逮捕 耐震偽装事件
2006年05月17日20時20分
耐震強度偽装事件で、警視庁と千葉、神奈川県警の捜査本部は17日、強度不足と知りながらマンションを販売したとする詐欺容疑で、マンション販売会社「ヒューザー」(東京都大田区、破産手続き中)社長の小嶋進容疑者(52)を逮捕した。同様の事情を認識しながら建設したホテルの工事代金を受け取ったとして、同容疑で「木村建設」(熊本県八代市、同)社長の木村盛好(74)、元専務の森下三男(51)の両容疑者を再逮捕した。捜査は欠陥建築物に対する刑事責任追及の核心に入った。3人は容疑を否認しているという。
 警視庁中央署に入る、小嶋容疑者を乗せた車=17日午後7時36分、東京都中央区で
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 耐震強度偽装事件の相関図
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調べでは、小嶋社長は05年10月28日、神奈川県藤沢市のマンション「グランドステージ(GS)藤沢」の強度不足を知りながらそれを告げず、購入者1人から販売代金として5000万円余をだまし取った疑い。
また、木村社長と森下元専務は同年11月7日、「サンホテル奈良」(奈良市)の強度不足を知りながらそれを告げず、ホテル側から工事代金の一部2億2500万円をだまし取った疑い。
GS藤沢の耐震強度は必要とされる基準の15%、サンホテル奈良は44%しかなく、捜査本部はいずれのケースも、本来告げるべき重大な事実を伏せ、財物をだまし取った「不作為の詐欺」にあたると判断した。
関係者の話や捜査本部の調べでは、ヒューザー幹部は05年10月25日、民間検査機関「イーホームズ」から、姉歯秀次元建築士(48)による構造計算書の偽造を告げられた。報告を受けた小嶋社長は2日後、GS藤沢などの計算書偽造を前提にイーホームズと善後策を話し合う場を持った。その後、木村建設幹部にも強度不足は知らされたという。
小嶋社長がGS藤沢の購入者から代金を受け取ったのは同月28日。木村社長らも翌月7日、ホテルの工事代金を受け取っており、捜査本部はいずれも強度不足を事前に知っていたとみている。
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東京地検は17日、姉歯元建築士ら2人を建築士法違反幇助(ほうじょ)などの罪で、木村建設の木村社長と篠塚明元東京支店長(45)を建設業法違反の罪で、イーホームズの藤田東吾社長(44)を電磁的公正証書原本不実記録などの罪でそれぞれ起訴した。
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