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姉歯被告に懲役5年求刑 「ぜいたくのため」と指摘

2006年10月31日21時06分

 耐震強度偽装事件で、建築基準法違反や議院証言法違反(偽証)などの罪に問われた元1級建築士の姉歯秀次被告(49)の公判が31日、東京地裁であった。検察側は論告で、「ぜいたくな生活を送るため、構造計算書の改ざんを行うことが多数の人の生命・身体の安全を脅かすことを一顧だにせず、ひたすら自己の欲得に走った」などと指摘し、懲役5年、罰金180万円を求刑した。

 また、姉歯被告から1級建築士の名義を借り、無資格で設計監理したとして建築士法違反の罪に問われた秋葉三喜雄被告(46)に対し、懲役1年2カ月を求刑した。

 検察側は、昨年12月の国会の証人喚問での姉歯被告の証言について「非難の矛先を他者に向けるため、篠塚明・元木村建設東京支店長を責任転嫁の対象とし、プレッシャーで改ざんを始めたという架空のストーリーを描いた」と指摘。「篠塚元支店長は著しい精神的苦痛を被り、偽証が直接の被害者を出した」「国民の目をごまかし、実態解明を阻害した」などと罪の重さを強調した。

 姉歯被告は「最初の物件の記憶はなかった」と偽証の一部について犯意を争っているが、検察側は「架空のストーリーに合わせ、意図的に木村建設の物件が最初と虚偽証言した」と位置づけた。

 また、検察側は姉歯被告が次々に構造計算書を偽装した動機を「能力がないのに、コストダウンできる有能な建築士との評価を得て、取引先から継続的に受注を得て収入を得ようというもの」と指摘。「年間2000万円余りの不正利益を得て、一部を2台の高級外車や女性との交際費などにつぎこんでいた」とした。

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