福島前知事弟の会社幹部が自殺未遂、重体 検察が聴取
2006年10月24日15時07分
福島県発注工事をめぐる汚職事件で、収賄容疑で再逮捕された佐藤祐二容疑者(63)が経営していた「郡山三東スーツ」の総務部長が、東京地検特捜部の任意の聴取を受けた後、自殺を図っていたことが、関係者の話で分かった。現在、意識不明の重体だという。
関係者によると、60歳代の総務部長は9月末ごろまで、都内で特捜部から任意の事情聴取を受けていた。その後、今月19日に聴取予定が入っていたが、同日未明に郡山市内の自宅で自殺を図ったという。
8月には、特捜部の事情聴取を受けていた準大手ゼネコン「東急建設」(東京都渋谷区)の東北支店長が、都内のホテルで自殺している。
岩村修二・東京地検次席検事は24日、「経緯は把握していませんが、郡山三東スーツ関係者の中に重い病状の方がおられることは承知しており、ご回復をお祈りします」とのコメントを出した。また、「無理な取り調べはなかった」としている。
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