現在位置 : asahi.com > ニュース特集 > タイクーデター > 記事 ここから本文エリア

タイ・クーデター、民主化の後退を懸念 ASEAN各国

2006年09月20日19時42分

 東南アジアの中で政治、経済ともに最も成熟していると見られていたタイで軍事クーデターが起きたことについて、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国は、驚きつつも、進展を慎重に見守る姿勢を示している。

 ニューヨークを訪問中のマレーシアのアブドラ首相は19日、「まさかクーデターが起きるとは思わなかった」と述べた。「こうしたやり方は多くの国民に受け入れられないだろう」としながらも、早期選挙の実施に期待を示した。

 また、ニューヨークに滞在中のインドネシアのハッサン外相は「ASEANの政治統合に必要な、民主主義の原則が守られていくことを期待する」との声明を発表、クーデターが統合の流れに逆行するとの見方を示した。

 フィリピンが最も懸念するのは、自国の政治情勢への影響だ。エルミタ官房長官は20日、「我々は今はどちらの側にも立たない。タイの国内問題だ」と語る一方で、「フィリピンは安定しており、同じことは起きない」と強調した。

 タイ同様、首脳への辞任要求がくすぶるフィリピンには「アロヨ大統領に不満を持つ国軍兵士を刺激するのではないか」と、政情不安の波及を懸念する声が出ている。

PR情報


この記事の関連情報


ここから広告です
広告終わり

マイタウン(地域情報)

∧このページのトップに戻る
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。 Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.