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タイ軍政、政党活動を禁止 メディアに取材規制も

2006年09月21日21時43分

 タイの軍事クーデターで全権を掌握した「民主改革評議会」は21日、すべての政党活動を禁じるとの声明を出した。放送局に対し政治に関する市民インタビューを事実上禁止するなど、メディアへの規制強化にも乗り出した。戦車や兵士の数が減り、街は平静を取り戻したものの、社会の統制は着実に進んでいる。

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軍の警戒が続くなか、平穏を取り戻した市内では通学する学生の姿もあった=21日午前9時すぎ、バンコクで

 政党活動の禁止の期限は示されておらず、新たな政党の結成も禁止した。評議会は声明で「改革後の国の機能を確実にするため」と説明している。

 20日には「5人以上の政治集会禁止」も決めており、バンコクでクーデターに抗議した活動家ら5人が同日拘束された。この中には民主活動家や、クーデターで首相の座を追われたタクシン前首相が率いるタイ愛国党の元下院議員らが含まれている。

 メディアへの規制は情報通信技術省が放送局幹部を呼び出して、テレビやラジオで政治に関する市民の意見を流さないよう「要請」した。ウェブサイトの管理者には政治に関する意見の投稿を削除するよう求めた。新聞は対象に含まれていないという。

 外国メディアについては言及がないが、クーデターの直後には一時、BBCやNHKが映らなくなった。

 一方、タクシン氏は滞在先のロンドンで21日、「しばらく休養する」と述べ、評議会側に早期の総選挙実施を求める声明を出した。また、側近を通じて記者団に「国王と国のために、すべての関係者が和解の方策を見つけることが急務である」と伝えた。

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