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クマ捕獲、今年度2900頭超す 事故多発、死者3人

2006年10月31日08時19分

 今年度、人身事故や農作物への害で捕獲されたツキノワグマが全国で2956頭に達した。30日現在の朝日新聞のまとめで分かった。北陸地方などで大量出没した04年度の2241頭を超え、人身事故も死者3人、けが111人と同年度(死者2人、けが111人)を上回った。冬を前に食欲が盛んなだけに、11月に入ってもしばらくは出没しそうだという。

表

2006年度 クマ有害捕獲、人身事故数

 食料とするブナの実などは、大豊作の翌年は凶作となる。昨年が大豊作だったため、岩手県や秋田県は今春、初めてのクマ出没注意報を出した。長野や富山でも注意を呼びかけていた。

 福井県がインターネットで公開しているクマの目撃件数は、9月の約200件から、10月は810件に跳ね上がった。

 長野では捕獲が398頭と昨年度101頭の4倍近く、山形363頭(昨年度140頭)、福島301頭、岩手213頭などいずれも過去最多。広島も124頭で過去最多という。北陸3県は、福井141頭、富山129頭、石川53頭の計323頭で、昨年の計38頭から急増したが、04年度の546頭には達していない。

 捕獲後、唐辛子スプレーをかけるなどして人間の怖さを教えて奥山に放す「学習放獣」が広がった。長野109頭、福井82頭、岩手20頭、岐阜、富山各16頭など17府県の計319頭で、残る2637頭は捕殺された。

 死亡事故は長野2人、富山1人。北海道では、ヒグマにより2人が死亡している。多くは山菜やキノコ採りで山に入っての事故だが、人里での事故も少なくない。

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