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寒冷前線、竜巻の最大誘因 過去35年、台風超す98件

2006年11月08日12時06分

 「立冬」の7日に9人の死者を出した突風は、竜巻によるものだった。季節の変わり目の11月は竜巻が発生しやすく、警戒が必要だ。

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被災地の一角には、竜巻で止まったと思われる時計が落ちていた=8日9時すぎ、北海道佐呂間町で 

 気象庁が、過去35年間に被害が出た竜巻を分析した結果、月別で最も発生が多かったのは9月の87件。7〜10月はすべて40件以上と多い。

 これは、台風の中心から少し離れた所で、積乱雲が発達し、竜巻が発生することが多いからだ。今年9月、宮崎県で3人の死者を出したのは、台風13号の周辺で発生している。

 ただ、竜巻を発生させる要因として最も多いのは、寒冷前線によるものだ。過去35年間では98件あり、台風の85件を上回る。今回の佐呂間町の竜巻も寒冷前線付近で発生している。

 11月は台風に伴う発生は少なく、寒冷前線や寒気の流入など季節の変わり目によるものが多い。月の発生件数は31件と、台風シーズンを除くと被害が多い。

 竜巻被害は局所的で、1961年以降の約500件をみると、大部分は幅100メートル、長さ1キロ程度の範囲で起きている。

 国内で最も強いF3の竜巻だった99年の愛知県豊橋市の場合は、台風によるもので、幅550メートル、長さ19キロの広範囲に被害が広がった。死者は出なかったものの、負傷者は約380人、倒壊した建物は2600棟に及んだ。

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