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高級料亭での支出は「単なる接待」、都知事に返還命じる

2007年01月30日21時14分

 石原慎太郎・東京都知事の交際費支出を巡り、「職務に関連しない私的な飲食に使ったのは違法だ」などとして、石原知事に78件、総額約1194万円の返還を求めた住民訴訟の判決が30日、東京地裁であった。鶴岡稔彦裁判長は2件について原告側の主張を認め、石原知事らに計約40万円の返還を求めるよう都に命じた。67件は住民監査請求の期限を過ぎているとして訴えを却下。残る9件は「社会通念を逸脱した接待とは言えない」として請求を退けた。原告、被告ともに控訴する方針だ。

 訴えていたのは、市民団体代表を務める石田千秋・葛飾区議(75)ら3人。00年6月〜03年12月に石原知事や高井英樹・特別秘書らが知事交際費を支出した飲食78件について提訴していた。

 判決は、03年5月に東京・築地の高級料亭で航空関係者ら計8人が会食して約34万円が支出された件で、都側に航空政策担当の都市計画局職員が含まれていなかったことから「老舗(しにせ)料亭での単なる接待と疑われてもやむを得ない」と判断。都が接待相手の肩書や会談内容の詳細を明らかにしなかったため、「1人当たり4万円を超える高額接待を正当化するのは困難だ」とし、石原知事に全額を返還する責任があるとした。

 また、同年2月、銀座の高級飲食店に民放テレビ番組のプロデューサーを招いて1人当たり約2万円の飲食をした件についても、「プロデューサーは都の広報番組の担当で、接待してまで話し合う内容ではなかった」と判断、石原知事と高井特別秘書が計約5万8000円を返還すべきだと認定した。

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