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デジカメ、顔検出機能がトレンド〈法林岳之さんコラム〉

2007年12月06日

 年末年始ともなれば、忘年会や新年会、クリスマスパーティなどで、人に会うことが多くなります。そんなとき、ぜひ活用したいのがデジタルカメラです。デジタルカメラはここ10年ほどで急速に普及し、フィルムカメラに取って代わられる存在になりました。国内のデジタルカメラの普及率は現在、約60%に達しており、一般のユーザーだけでなく、報道やプロカメラマンなどにも広く利用されています。

写真

「スマイルシャッター」を搭載しているソニーの「サイバーショットDSC−T200」

 デジタルカメラには、ボディサイズや機能、スペックなどの違いにより、大きく分けて、二つのジャンルがあります。一つは手軽に持ち歩けるサイズのコンパクトタイプのデジタルカメラ、もう一つは交換レンズを利用できるデジタル一眼レフカメラです。コンパクトタイプのデジタルカメラが一般ユーザー向け、一眼レフタイプはカメラを趣味とするアマチュアやプロ向けといったイメージがありましたが、一眼レフタイプにもレンズ付きで実売6万円程度の普及モデルが登場して、コンパクトタイプとの価格差が小さくなっています。カメラの専門知識がなくても使えるように工夫が施され、一眼レフタイプで子どもを撮る「ママさんカメラマン」も増えているんだとか。

 ところで、デジタルカメラを選ぶとき、スペックの指針になると言われるのが画素数です。基本的には画素の多い方が、よりキレイな写真を撮影できるわけですが、実際にはレンズの明るさやその他の機能によって、違いが出てきます。最近では、コンパクトタイプでも600〜800万画素クラスという数年前のデジタル一眼レフと変わらないスペックを持つ製品も登場しています。

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 では、最近のデジタルカメラでは、どんな機能がトレンドになっているのでしょうか。たとえば、数年前から普及したのは「手ブレ補正」や「被写体ブレ補正」です。写真を撮るとき、きちんとカメラを固定できず、シャッターを押す瞬間にカメラが動いてしまい、写真がブレてしまうことがあります。あるいは子どもや動物のように、被写体がジッとしていてくれないときは、被写体がブレて写ってしまうことがあります。手ブレ補正や被写体ブレ補正は、こうした写真のブレを補正してくれるわけです。

 昨年あたりから登場し始め、今年に入って、一気に広まった感があるのが「顔検出」や「顔認識」と呼ばれる機能です。記念写真を撮影したとき、人物にピントが合わず、背景や他の場所にピントが合ってしまうことがあります。特に、フルオートで撮影するようなカメラのときは、こうした失敗が起きやすいと言われています。そこで撮影の際、人間の顔を検出し、そこにピントや明るさを合わせて撮影するけです。

 また、ソニーでは一部のモデルに、この顔検出機能を応用した「スマイルシャッター」と呼ばれる機能が搭載されています。その名の通り、検出した人物の顔が笑ったときに写真を撮影できる機能ですが、スマイルのレベルを3段階から設定でき、自動的にシャッターが切れるため、笑顔の写真を手軽にたくさん撮影できます。この他にもディプレイ部をタッチして操作ができたり、撮影した写真に落書きのように手書き文字を追加できたりするなど、ユニークな機能も搭載されています。

 カメラ付きケータイが普及したことで、不振が危惧されたコンパクトタイプのデジタルカメラですが、ケータイにはない機能を搭載したり、より高画質に撮影できるようにするなど、新しい工夫がたくさん加えられています。年末年始に忘年会や新年会、クリスマスパーティ、帰省や旅行などの予定がある人は、新機能を搭載したデジタルカメラもチェックしてみてはいかがでしょうか。

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 法林岳之さんのコラム「デジタルトレンド羅針盤」は、デジタルページで連載中です。

プロフィール

法林岳之(ほうりん・たかゆき)
ITジャーナリスト。パソコンや携帯電話など、幅広いデジタル製品の試用レポートや解説記事を執筆。携帯電話関連では業界No.1サイト「ケータイ Watch」にも連載中。「できるWindows Vista」「できる入門 今日からはじめるパソコン Windows Vista 対応」(インプレス刊)など著書も多数。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。

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