現在位置:asahi.com>ニュース特集>地球環境> 記事 ごみ分別、回数に応じて住民に現金など 愛知・大口町2008年03月10日08時06分 愛知県大口町は4月、家庭での資源ごみ分別を進めるため、資源ごみを分別して持ち込んだ回数に応じて住民に現金や景品を渡す制度を始める。環境省廃棄物対策課は「自治体が団体や自治会などに助成するケースは聞いたことがあるが、個人に現金を渡すのは聞いたことがない」と驚いている。 希望する住民は事前に登録して世帯に1枚のカードを受け取る。ペットボトルや古新聞を地区ごとの集積場や町資源リサイクルセンターに持ち込み、カードにスタンプを押してもらう。月2回設定される集積場への持ち込みには1回ごとに2個、同センターへの持ち込みには1日に1個押してもらえる。 スタンプを10個集めるごとに、同センターか町役場でトイレットペーパー3個、ごみ袋20枚、スタンプ30個でショッピングバッグ1枚などから選んで受け取る仕組み。 カードにはスタンプ72個分の欄があり、いっぱいになったカードを役場に持ち込むと、現金3000円が指定口座に振り込まれる。 町内にあるごみ焼却場の処理能力が限界に近づいており、町は住民にごみ問題を考えてもらおうと、今年1月に下小口地区で試行的に始めた。1200世帯のうち約半数が登録。おおむね好評と判断して全町に広げることにした。 町は、08年度に登録するのは町内約7000世帯のうち4000世帯、住民に渡す現金を300万円と予測し、08年度予算案に関連予算615万円を盛り込んだ。 町は事業系資源ごみについても、分別して出した事業所に1キロ当たり1〜5円の助成金を出す制度を1月に始めている。 寄本勝美早大教授(地方自治論、環境政策)は「ごみ分別で住民に現金を渡すという話は聞いたことがない。地方自治体ならではの面白い実験だ。ただ、住民が制度に満足しているか、アンケートなどで検証が必要だ」と話している。 PR情報この記事の関連情報 |