現在位置:asahi.com>ニュース特集>地球環境> 記事 40年ぶり近畿で確認のレンリソウ、誤って除草 京都2007年08月03日23時47分 「レッドデータブック近畿2001」で絶滅種とされながら、今年5月、約40年ぶりに京都府京田辺市の木津川沿いで見つかったマメ科の多年草・レンリソウが、国交省淀川河川事務所(大阪府枚方市)発注の除草作業で刈り取られ、焼却されていたことがわかった。約50株が、ほぼ全滅だという。 レンリソウは1964年に京都府亀岡市で確認されて以来、近畿では絶滅したとみられていたが、今年5月、京田辺市内を中心に活動するNPO法人「やましろ里山の会」の会員が発見した。同河川事務所はレンリソウが生えていた一帯の約1200平方メートルについて、種が落ちる時期まで除草の延期を決めたが、作業を請け負った京田辺市内の建設業者が京都府木津川市内の業者に下請けに出す際、必要な連絡を忘れたという。除草作業は7月19日に行われ、刈り取られた草は25、26日に焼却された。 里山の会の山村武正常務理事は「連絡ミスでは済まされない。来年再び根を張ってよみがえることを期待するしかない」と憤りを隠さない。同河川事務所の三上章副所長は「業者への指導を徹底するとともに、里山の会とも話し合い、地区を保存するなど対策を考えたい」と話している。 PR情報 |