現在位置:asahi.com>ニュース特集>地球環境> 記事

三菱自、リチウム電池で新社 GSユアサ、三菱商事と

2007年05月08日21時13分

 三菱自動車は8日、電池大手のジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ)と三菱商事と共同で、リチウムイオン電池の製造会社を設立すると発表した。高出力の同電池は電気自動車にとどまらず、燃料電池車の蓄電もにらんだ「エコカー」の必須部品。3社は量産化を図り、環境にやさしい車づくりの分野での優位をめざすという。

写真三菱自動車などの合弁会社が量産化をめざすリチウムイオン電池
写真三菱自動車が開発中の電気自動車「iMiEV(アイミーブ)」の前に並ぶ、三菱自動車の相川哲郎常務、ジーエス・ユアサコーポレーションの小野勝行常務、三菱商事の小松孝一常務執行役員(右から)=8日、東京都千代田区で

 GSユアサが51%、三菱商事が34%、三菱自動車が15%、それぞれ出資して半年以内に設立する新会社は約30億円を投じてGSユアサ本社工場(京都市)内に生産ラインを新設。09年までに稼働し、初年度に電池セル(厚さ約4センチ、横約17センチ)20万個の生産をめざす。

 三菱自動車は経営再建後の収益拡大策の一つとして電気自動車の拡大を掲げている。実用化をめざす「iMiEV(アイミーブ)」を動かすには、電池が1台あたり約100個必要という。09年にアイミーブを1千台生産し、役所や個人向けに販売する予定だ。ガソリンエンジンと、家庭のコンセントからの充電でモーターを動かす「プラグイン・ハイブリッド車」などへの利用も想定している。

 新会社は将来、他の自動車メーカーにも電池を供給したい考えだ。三菱商事を通じて太陽光発電用蓄電池などの用途にも売り込む予定だ。GSユアサの小野勝行常務は、「大型リチウムイオン電池の業界標準もめざしたい」と述べた。

PR情報

このページのトップに戻る