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東京の漏水率3% 気候サミットで注目 石原知事が講演

2007年05月16日13時57分

 世界の30を超す都市の首長らが参加する「世界大都市気候変動サミット」が15日、ニューヨークで開かれ、石原慎太郎・東京都知事が都の環境対策について講演した。都の水道の漏水率が3%と世界でも低いことに関心が集まり、他都市から質問が相次いだ。

 講演したのは「水」がテーマの会議。地球温暖化による干ばつなどで進んでいる水不足を背景に「限られた資源を無駄にしない仕組みづくり」が議題だった。石原知事は「我々に求められるのは、大切な水を核として協力すること」と呼びかけ、都の担当者が具体的な取り組みを紹介した。

 都によると、浄水場と家庭をつなぐ水道管から漏れる水の割合を示す漏水率は、東京が3.6%。ロンドンで26.5%(00年)、モスクワ、マドリードで約10%、メキシコ市で35%(04年)と世界の大都市では軒並み10〜30%で、「一千万都市でこの低さは誇るべき数字」だという。

 秘策はこまめな点検。2年前に漏水の専門職員を養成する研修所をつくり、「土の上に探知機を置いて耳で聞くだけで漏水個所が分かる」といった職人芸の伝承に力を入れる。配水管の劣化対策では、総延長2万6000キロになる鉄管や鉛製配水管を60年代から約40年かけて交換してきたという。

 会議で質問したインド・ムンバイ市の担当者は「ムンバイでは20%もあり、漏水率を下げることはホットな話題。東京の3%というのは信じられない数字」と話した。

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