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地表オゾン増えると「温室効果は想定の2倍」 英研究所

2007年07月26日06時12分

 自動車の排ガスなどから生じる地表付近のオゾンが増えると、地球上の植物が二酸化炭素(CO2)を吸収する量が抑えられ、温暖化を加速する可能性があることを、英ハドレー気候研究センターなどのグループが明らかにした。オゾンの温室効果は、これまでの想定の2倍になるという。26日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表する。

 地表付近の大気中のオゾン(対流圏オゾン)は、排ガス中の窒素酸化物や揮発性有機化合物が光で反応して生じる。より高い成層圏にあるオゾンは紫外線から生物を守る役割があるが、地表では植物の成長は妨げる。

 グループは、全世界の1901年から2100年までのCO2などの排出量予測と実験データを利用、影響を見積もった。

 その結果、CO2が増え、同時にオゾンが増えると、植物がCO2を取り込む能力は、CO2だけが増えた場合に比べて8〜15%低下することがわかった。オゾンは温室効果ガスとして働くことも知られており、オゾンがかかわる温室効果は、植物への影響を合わせると約2倍になるという。

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