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パーム油CO2放出量、化石燃料の10倍 NGO指摘

2007年12月06日12時03分

 バイオ燃料として世界的に需要が高まっているパーム油について、国際NGO「国際湿地保全連合」(本部・オランダ)が5日、製造過程での二酸化炭素(CO2)放出が多いため、結果的には「化石燃料より最大10倍のCO2を放出する」との調査結果を発表した。「パーム油が環境に優しいというのは神話に過ぎない」と警鐘を鳴らしている。

 バリ島で開催中の国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP13)の関連行事で発表した。

 パーム油を抽出するアブラヤシの耕地面積は、インドネシアとマレーシアが世界の90%を占める。同連合の調査では、このうち約20%が、植物の残骸(ざんがい)が炭化して積み重なって形成された「泥炭地」だった。泥炭地の樹木を伐採したり水路を掘ったりする耕作過程で、1ヘクタールあたり年間で最大100トンのCO2が放出されると試算。この結果、石油などの化石燃料をエネルギー源に使った場合より、3〜10倍のCO2を放出するという。

 パーム油は最近、食用油や洗剤のほか、欧州を中心に軽油の代替燃料として需要が急増。同連合は「消費者側の認識をただすことと、インドネシアとマレーシアの両政府による徹底した管理が急務だ」と指摘している。

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