男子マラソン世界記録保持者のゲブレシラシエ(エチオピア)が北京の空気の悪さを理由に、北京五輪ではマラソンに出場しない考えを示したことについて、中国外務省の秦剛副報道局長は11日、記者会見で「北京は環境改善のために対策を取っている。彼を含め、世界各国の選手が北京に集い、良い成績を挙げることを願う」と話した。
また、国家環境保護総局の張力軍・副局長は、大気汚染改善への対策として「五輪期間中は北京市と(周辺の)天津市、河北省で一部工場の操業を停止、または制限する」と明らかにした。張副局長は必要に応じて操業停止の範囲を広げるとして「五輪期間中、北京の空気の質が国の定める目標に達することは保証する」と話した。
女子マラソン世界記録保持者のポーラ・ラドクリフ(イギリス)も、ぜんそくの持病があり、北京の大気汚染に懸念を表明。英国オリンピック委員会が大学研究者に委託して開発した新型のマスクを練習で試すなど、対策を講じようとしている。