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市民の自宅も気象台に 千葉・柏でプロジェクト

2008年04月13日23時49分

 市民が「気象台」になって、天気を観測・発信するプロジェクトが千葉県柏市でスタートする。地域のきめ細かな気象情報を共有しあい、生活に役立てようと、千葉大環境健康フィールド科学センター(同市柏の葉)や民間気象情報会社ウェザーニューズ、市民らで運営する「かしわ環境ステーション」が共同で取り組む。6月の運用開始へ向け、参加する市民を募っている。

 降雨量や温・湿度、風向き、風速などを観測できる簡易装置を市民50人に無料で貸し出し、自宅の庭やベランダなどに設置する。観測データは、インターネット回線を通じてサーバーに蓄積し、パソコンや携帯のサイトで閲覧できるようにする。希望する情報をメールで知らせる会員サービスなども検討する。

 近隣では気象庁のアメダス(地域気象観測所)が我孫子市や船橋市にあるが、柏市にはない。局地的な豪雨や突風などに素早く対応し、災害を減らすことが狙い。天気と体調変化を関連づけ、健康管理に役立てることも期待する。5月から順次観測装置を取り付け、6月からの運用を目指している。

 同センターの大山克己・准教授は「柏地域の気象を面でとらえ、どんな活用ができるかを市民と一緒に考えていきたい。長期的には、都市開発によって気象がどう変化するかなども見ていきたい」と話している。

 5日にあった同センターでの市民向けの説明会では、出席者からは「過去に大雨で浸水した地域に住んでおり、水害対策に生かしたい」「観測データを基に、都市計画や治水について市民から提言していけるのでは」といった意見が出された。

 柏市民のほか、その周辺の流山や松戸などの市民も参加できる。問い合わせは、千葉大環境健康フィールド科学センター(04・7137・8002)または、ウェザーニューズ(043・274・5525)。(永井啓子)

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