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不法投棄、宇宙に「目」あり 山多い岩手県、衛星で監視

2008年5月5日23時22分

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写真「だいち」が撮影した第三セクター方式による廃棄物処理センター「いわてクリーンセンター」(岩手県奥州市)の06年10月の画像=岩手大提供写真適正な処理をしている「いわてクリーンセンター」(岩手県奥州市)の07年10月の画像。「だいち」からの撮影で処分場が左上に拡張したことがわかる=岩手大提供

 地上からは、わかりづらい山間部での廃棄物不法投棄を見つけるため、宇宙航空研究開発機構と岩手県が地球観測衛星「だいち」による宇宙からの監視を始めた。宇宙からの画像をもとに、処分場の変化などの不審な動きをいちはやくつかんで現地調査し行政指導するという。

 岩手県は北海道に次いで面積が大きく、県土の4分の3を林野が占める。関東から持ち込まれるなどの産廃不法投棄が後を絶たず、過去5年間に約150カ所で確認された。青森県境では国内で最大規模の約87万立方メートルの産廃が不法投棄され、修復に10年かかると予想されている。

 しかし、自動車での巡回や、ヘリコプターによる空からの監視では、不法投棄の全体状況をつかむのに限界があり、費用も多額になる。

 岩手大の横山隆三・特任教授らは、2.5メートルの大きさのものを見分けられる「だいち」の画像に着目。不法投棄を見つけるため、県内の産廃処分場などの画像をデータベース化し、変化を確認できる仕組みをつくった。

 「だいち」は46日ごとに同じ場所を通過し、雲がない時に地上を撮影する。この画像を県の担当者が分析。山肌を掘り起こすなどの不審な動きがあれば現地で確認し不法投棄の摘発につなげる。(高山裕喜)

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