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チェンジ 根来代行の「気楽な」発想

2007年03月22日10時28分

 根来泰周コミッショナー代行に「理念」を求めるのは、無理な注文なのだろうか。12球団代表者会議で「希望枠」の撤廃が1年先送りされる可能性が強まった。

 西武の不祥事を受け、裏金の温床となる希望枠の即時撤廃をファン、アマチュア球界、選手会から求められている。この日の会議でも「今年のドラフトから希望枠廃止」の声が多数を占めた。それに横やりを入れたのが根来コミッショナー代行だった。

 「僕は理屈の世界に生きてきた人間。勢いに流されるのではなく、制度を十分に研究してからの方がいい」と多数派を抑えた。

 今年のドラフトまで時間はある。世論を踏まえ、まず希望枠を即時撤廃することが先決だろう。その上でドラフトに向けて制度設計をするのがプロ野球界の責務のはずだ。しかし、コミッショナー代行は来年3月を改革のメドとした。

 「代行になったら、気楽にものが言える」。相変わらず彼の発想は、世の中の感覚から大きくずれているというしかない。(編集委員 西村欣也)

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