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西武の高校生ドラフト上位2人剥奪 裏金で処分

2007年05月29日22時23分

 プロ野球の根来泰周コミッショナー代行(74)は29日、アマチュア2選手に不適切な金銭供与を行っていた西武球団に対し、今秋の高校生ドラフト(新人選手選択)会議での上位2人の指名権剥奪(はくだつ)と制裁金3000万円の処分を科した。ドラフト制度ができた65年以降、指名権を剥奪する処分は初めてだが、大学・社会人ドラフトには1巡目から参加できる。

写真西武裏金問題に関する裁定を発表する根来コミッショナー代行(右)と長谷川事務局長(左)
写真西武裏金問題に関する裁定を発表する根来コミッショナー代行

 新人選手への金銭供与の禁止は野球協約では明文化されていないが、第194条の「野球を利益ある産業とする目的を阻害する行為」として、根来コミッショナー代行は制裁を科した。

 今年3月、西武がアマ2選手に対し高校時代を含む04年から05年にかけて、合わせて約1300万円を渡していたことが判明。その後、西武は第三者で構成する調査委員会を設け、その調査結果を根来コミッショナー代行に報告した。

 調査委の調べでは、球団創設からの27年間に高校・大学・社会人チームの監督ら関係者延べ170人に金品供与があったとされたが、いずれの事例も、12球団が05年6月に不正なスカウト活動の禁止をうたった「倫理行動宣言」の前として制裁の対象としなかった。

 また、横浜球団が那須野巧投手(24)に12球団で申し合わせた最高標準額(1億円プラス出来高払い5000万円)をはるかに上回る5億3000万円の契約金を払っていたとして厳重注意処分とした。西武も調査委の調べにより94年から05年の間に入団したうちの15人に合計11億9000万円の超過額を払っていたことが明らかになっており、根来代行は横浜と同じく厳重注意処分を科した。

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