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能登半島地震で断層次々発見

2007年03月28日20時56分

 能登半島地震で動いた断層の一部を、金沢大学、東京大地震研究所、独立行政法人産業技術総合研究所活断層研究センターが28日までに、それぞれ確認した。最も被害の大きかった石川県輪島市門前町の4カ所で見つかり、本震を起こした断層との関係はまだはっきりしないが、今回の地震と関連する断層が地表で確認されたのは初めて。

写真石川県輪島市門前町道下地区の近くで、断層と見られるひび割れが、川を横断するように見つかった
図能登半島地震 断層の推定図

 金沢大の石渡明教授(地質学)が見つけた断層は、門前町の中野屋地区と近くの安代原地区の2カ所。中野屋地区では道路を斜めに横切るようにひび割れが入り、約8センチの横ずれがあった。同地区の南西約1キロの安代原地区の道路表面でも約5センチの横ずれがみられた。

 今回の地震を起こした本震の断層は、震源の海底から北東方向に延びており、南側の地面が南西方向に向けてずれる「右横ずれ断層」となっている。石渡教授が見つけた断層も同じく右横ずれだった。

 産総研の粟田泰夫主幹研究員は、道下地区近くの川で、川底を横切って両岸に延びるひび割れを確認した。約5センチの横ずれが見られ、「断層の一部の可能性が高い」という。粟田研究員は、石渡教授が見つけた中野屋地区のひび割れも確認しており、「こちらは断層の一部に間違いない」と話している。

 また、東大地震研の佐藤比呂志教授(構造地質学)も、鹿磯地区の海岸沿いで約4センチ横ずれした断層を発見した。

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